TARP
ガーダーはノルウェイ生まれで、アーティストとして出発点となるアメリカはニューヨークに拠点を置いた後、現在は日本に住みながら制作を続けています。これまでヨーロッパ、アメリカ、そして日本での個展及びグループ展のほか、その作品は世界各国のビエンナーレでも展示されてきました。
新刊作品集のTARPでは、自身のペインティングの上から黒いタープ布を重ね、敢えてそこにあった作品を見えなくしてしまっています。見えなくなった作品は見たいと思う我々から隠された状態にもあるし、同時にタープ布で保護されているとも考えられます。タープという素材は、外で使用する頑丈で便利な日常品であり、繊細で美しい美術品のイメージとは根底から対立するものという点にもガーダーらしさが見受けられます。
- TARP
- Gardar Eide Einarsson
- 84pages/4C
- 305mm×233mm (mm)
- Rat Hole Gallery
- 7,560 円 (tax included)
- 1490 (g)
Limited edition of 1000